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下地はカルジェルで作ってあります。爪のお手入れを済ませたら、ジェルを甘皮に付かないように塗っていきます。ジェルにはセルフレベリングといって、自動的に表面が慣れる機能が備わっているので、凸凹のある爪の上でもつるっとした下地が簡単に出来ます。爪が短かったらスカルプチュア、チップオーバーレイなどで長さを足しておきましょう。私は地爪にもスカルプにもチップにもカルジェルを使っています。 |
単色塗りは、爪をしっとり落ち着かせて見せてくれる効果があります。ムラにならないように薄塗りしましょう。お手入れした爪に、まず下地を整えるクリアジェルを一回塗りし定着。その後カラージェルを2回塗りします。 |
2色の境目がきれいにシェードしているグラデーションは、ニュアンスのある爪先を作るのにぴったり。色の組み合わせで驚くほど雰囲気が変わります。カルジェル・グラデーションはまず根元に持ってくる色を薄く爪全体に伸ばして定着させます。その後先端にのせる色を根元をあけて全体の4分の3に薄塗りし、定着。このときに、境界をしっかりぼかしておきます。筆を立てて下地のジェルになじませるように塗るといいでしょう。次に全体の半分を同じように塗り、定着。最後に先端を塗ります。
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先端の色が濃い場合や、慣れないうちは、根元の色と混ぜた中間色を作り、それを最初にぼかす色に使ってもいいでしょう。 |
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サロンワークでは、根元にクリアジェルや透明感のあるジェルを持ってくると、爪が伸びても目立ちません。撮影ではたまに「逆グラ」と称して、濃い色を根元に持ってきたりしますが、これも普段と違う雰囲気が出て面白いです。斜め、縦と、自由にぼかして楽しんでください。 |
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すっきりとした白が魅力のフレンチは、長めならスタイリッシュ、短めならクラシックな感じがします。
ナチュラルな短めフレンチがカルジェには向いています。ジェルはセルフレベリングするので、つるっと仕上がり、アートをするのも楽。
カルジェルのフレンチの作り方は、まずクリアを塗って下地を整え、定着します。その上にカラージェルを塗って、定着しないまま筆でスマイルラインをふき取ります。まだ定着は行わず、ふき取ったラインにあわせてホワイトジェル(またはエッジにのせるジェル)を置いていきます。筆を立てるとジェルをしごきとってしまうので、なるべく筆は寝かせて行うのがコツです。 |
ジェルを何色かおいた上を細いライナー筆で引っかいて模様を作ります。フレンチを同じように、まずクリアを塗って下地を整え、定着しておきます。フェザー模様を作る場合は、ベース色を塗り、定着前にジェルで何本かラインを引きます。そのラインに対して垂直にまたは扇形に筆を引っ張り、模様を作ります。ラインを重ねる数と色によってはシンプルにもゴージャスにもなります。 |
フェザーではジェルでラインを引きましたが、玉を落として引くと、ハートや葉、花びらになります。ジェルで描いた花は、アクリル絵具とはまた違って、やわらかい感じがします。 |
一番簡単なジェルアートはマーブルでしょう。定着する前のベースジェルに、何色かのジェルを落としてライナー筆で引っかくだけです。マーブルは大理石という意味ですが、細かく筆を動かすと、まるで流水文様のようになります。ジェルでフラットアートを行う場合には、セルフレベリングして引っかいた跡が消えるまで待つこと。そして 表面がつるっとしたら、模様が流れる前に定着することです。 |
透明(クリア)は本来の爪の美しさを出してくれます。爪にジェルを塗るとガラス光沢がでて、アートも映えます。 |
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