5月の浅草寺周辺
大学生の頃から、留学生を東京観光に連れて行くときには、かならず浅草がコースに入っていました。ご朱印も、何度目かに訪れたときに描いてもらい、今なお大事に持っています。私は田舎育ちで、まだまだ東京のことは知らない部分も多いのですが、浅草は町の雰囲気も、お店も、お寺も大好きです。妹は私がネイル雑誌のお仕事をいただくと、仕事を休んでハンドモデルになってくれるのですが、2人でよく撮影にお邪魔するスタジオは浅草寺のすぐ近くです。撮影が終わった後、近くに麦とろがお代わり自由のお店があるのでそこでお昼を食べ、浅草寺をぶらぶらしたり、河童橋に行って食器をみたりするのが通常のコース。
浅草三社祭りに行ってきました。
そんなある日。「お姉ちゃん、屋台がすごかったよ!明日は浅草に行こう!」と妹が言うので、午前中お休みをもらえたその日、浅草三社祭りに行ってきました。東京に4年いるというのに、また浅草寺周辺には、プライベートでも仕事でも何度も行っているのに、お祭りは初めてです。のっけから屋台が目当て。大江戸線の蔵前駅から腹ごなしに歩くことにしました。
おお、神輿がたくさん出てる!お神輿を見るのも、田舎にいたとき以来ですね。田舎と違うのは、ハッピとふんどし姿の親父さんたちが神輿を担いでいるところや(田舎ではふんどしはまず見れませんナ)、きれいな芸者さんが神輿の前を歩いていたりしたことでした。神輿の独自色が私の田舎よりも強い気がします。神輿のまわりには人だかりが出来て大賑わい。大人も子供も一生懸命な顔をして神輿かつぎしているのをみると、なんだか私もエネルギーをもらえるような気がしました。仲見世はすごい人でしたので、脇道を通って境内に。うわー、確かにすごい屋台の数!しかも田舎ではついぞ見たことの無いものばっかり。
神様許してください。
おなじみの「お好み焼き」「焼きそば」「とうもろこし」「じゃがバター」などに混じって、「鮎の塩焼き」「ホタテの串焼き」「ツブ貝」「サザエ」「牛ステーキ」「牛タン」「地鶏串焼き」「ケバブ」「ベトナム料理」などなど。田舎育ちな上、日本にもしばらく居なかった私は、「いつから屋台はこんなに豊富になったんだー?」とあんぐり。食べ物の屋台が圧倒的に多かったので、キンギョ屋の前を通ったとき、一瞬「これも食い物か?!」
ええ、そりゃあもう、たくさん食べましたとも。食べるのに夢中で、うっかり本堂へのお参りを忘れてしまいました。来年こそは、きちんとお参りを済ませてからにするので、神様許してください。