2006/09/05 Tuesday
「プレミアステイタス」を実施
この日アカデミーはお休みで、アカデミー近くの会場を借りて、カルジェルのテクニック試験「プレミアステイタス」を実施しました。カルジェル・システムらしく、単なる目視式の試験ではありません。試験官は、担当する受験者が、もし間違った手順で実技をしていたりすると、ちゃんと正しい手順に誘導します。実技で分からないことは、もちろん試験官に聞いてもらって大丈夫です。「試験形式の講習」といってもよく、最後には試験官と並んで座って、フィードバックを聞きながら採点をおこないます。試験結果は合否のほかに、実技の反省点等の試験官のコメントもついて、後日郵送となります。受験者数は総勢47名。皆さん、大変お疲れ様でした。試験後にも言いましたが、結果は郵送ですから、今しばらくお待ちくださいネ。メールで何回も何回も結果をお問い合わせするのはヤメテー。私のメールBOXが満タンに・・・(ToT)もう少ししたら、ちゃんと届きますから。
試験後にも、試験前にも「どうすれば受かるんですか」とよく尋ねられます。8本の爪に行う試験項目をしっかり練習してください。プレミアステイタス(エディケーターライセンスも)には、カルジェルコースで習うこと(基本10科目)しかでません。マニュアルに載っている手順をしっかり守り、ひとつひとつの工程を丁寧に行ってください。マニュアルには、イラスト付きのチェック項目も載っているので、練習の時には自己採点も出来ます。自己流になっていると感じたら、迷わず再度講習を受けられることです。
最近多くなってきたなあ、と感じるのは「作りこみネイル」。カルジェルを厚く盛り上げておいて、ファイリングで形を整える方法です。最初のジェルの定着時には凹凸があっても、ジェルの層が分厚いので、ファイリングに精通している方は綺麗に削り上げて、爪の形を整えてしまいます。カルジェルは、後でそんなに削るくらいなら、最初から薄塗りしましょうね、凹んでいるところだけ足して、つるりと自然に仕上げてあげましょうね、というコンセプトです。カルジェルを「作りこめば見た目は結果オーライ!」のような使い方をしていると、材料費が高くついてしょうがありません。
各ネイル素材は、それぞれの「既に確立されている使い方」が一番綺麗な爪を作り、リーズナブルな材料費になるように設定されています。アクリルパウダーも、ハードジェルも、カルジェルのようなソフトジェルもしかり。
薄付きのカルジェルを、タッピング(アクリルパウダーのミクスチュアを爪に伸ばすときの筆使いのひとつで、筆でネイルの表面を押さえるようにパタパタ動かすこと)して塗っていたり、厚塗りした後ハイポイントを作るためにひっくり返していたり(盛り上げが可能なジェルは、逆さにすることでジェルを任意の場所に誘導できます。薄付きのジェルには無理、というか必要なし)、このような使い方では、カルジェルの本当の意味での「魅力」を十分に味わうことができません。
「プレミアステイタス」、その後に受験可能になるエディケーターになるための「エディケーターライセンス」を受験するには、今一度、基本に戻って、しっかり練習されることをお勧めします。いずれ、そのままの技術が、皆さんの将来の生徒さんに受け継がれていくことになるので・・・。
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