自己紹介 爪飾画廊 創作心得 日々徒然 撮影秘話
2008/04/12 Saturday
暖かい日です。
コンドミニアムの窓から見たすばらしい風景。

皆さまお久しぶりでございます。

まめな更新を心がけていますが、あんまりまめだと普段の仕事をしているのかとか疑われそうなので、本当は月に2、3回を目安にと思っております。しかし今回の放置には理由があり。
1月のはじめに右手首が痛くなったのですが、ネイリストの職業病の腱鞘炎と思ってとりあえず放置。3月になっても痛みが取れないので整形外科に行ったら、捻挫と診断されて、大仰なギプスが付いてしまいました。手首が曲がらず、親指もほとんど動かせません。もともと持ち方が下手な箸やペンや筆が思うように持てず、要領が悪い上にさらに仕事が滞ることになりました。そんなわけで我が愛するノートにもしばらく触っていなかったのですが、ギプスDAYも3週間を過ぎると逆に慣れてきまして、今回の更新となりました。

今年に入ってから、上海や香港に出張に行ってまいりましたが、長期の出張のために、一生ものと思って一番大きなRIMOWAのスーツケースを買いました。前回の日記で写真が載ってますが、4輪キャスター付の「トパーズ」シリーズです。いつも使っている「パイロット」シリーズのRIMOWAですが、福岡に出張に行ったときに飛行場でキャスターのほかに2つついている脚が取れているのに気付きました。実は前回の写真をよく見ると、すでに脚が付いていません。
ぜんぜん気付かなかった・・・・・。かわいそうな子!
4年前に買ってから、300回以上の出張に耐えてきましたが、そろそろ脚が限界だったもよう。早速広島の修理業者に送り、その間は他のスーツケースを使ったりしていましたが、使わなくてもそばにないと寂しいですねえ。待ち遠しかったのですが案外早くピカピカで帰ってまいりました。よかったよかった。またよろしくね。

ちなみに手首の不調の原因は、大きなほうのROMOWAを出張であちこち引きずり回したせい。重い荷物を抱えて階段を降りるときには注意しましょう。

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いままでしていたこと。
いろいろ書き溜めていたうちに手首が曲がらなくなってかなしいことに結局更新できなかった出来事。


2月にはスキーに行ってまいりました。

田賀はスキーが大好きです。
2月22日から24日にかけて初めて北海道はニセコのスキー場に行ってまいりました。ニセコのスキー場を教えてくれたA氏の会社の社員旅行に、ずうずうしくも家族で付いて行ったのですが、お陰でとても素敵なコンドミニアムにステイすることが出来ました。久しぶりの家族旅行だというのに、ワーカーホリックの弟どもにはドタキャンされ、両親、妹と私の4人旅行となりました。コンドミニアムにお泊りするのは初めてです。初めてで何を用意して言ったら良いのか分かりません。いわば家を借りるようなものですから、食料なぞは全部自分で持っていって調理するということです。ベランダにはジャグジーも付いていました。また窓からはゲレンデが一望でき、すばらしい景色!
早く滑りたいという気持ちを押さえて、まずは部屋でんのんびりすることにしました。
見渡す限りの美しい銀世界、俗世界から離れた静かなひととき。
家族とゆっくり話すのも久しぶりです。
妹も母親も、初めて見るコンドミニアムのキッチンに興味津々です。

何も食べるものを用意してこなかった滞在初心者の私達に、A氏がワインとカレーとシチューとパンとお素麺を差し入れてくださいました。
すっかりご好意に甘えて美味しくいただいています。
白銀の世界、美味しいワイン、焼きたてのパン、作りたてのカレーとシチュー。美味しい・・・・。
ああ、なんて幸せなんでしょう。
普段、休日でも家でのんびりすることがない(貧乏性はとくかく外に出たがる)私は、雪の中でひさしぶりに何もしない贅沢さを味わいました。

夜はA氏の会社のスタッフの方々と、美味しくお酒を飲み・・・皆様は「べく杯」というのをご存知でしょうか?底が尖っていて、一度注がれるとお酒を飲み干すまで下に置けない杯です。「おかめ」と「ひょっとこ」と「天狗」のお面の杯があり、それぞれお面の裏にお酒が注げるようになっています。「おかめ」は一番小さくてちゃんとテーブルにおけるようになっています。「ひょっとこ」は「おかめ」よりも大きく、口の部分に穴が開いていて、手で押さえて早く呑まないと底からお酒が漏れてきてしまいます。「天狗」は一番大きく、鼻が長いのでもちろん全部飲むまで置けず、さらに鼻の部分にお酒が余計に入るので結構な量を飲み干さなければいけません。この3つが描かれたかわいい独楽がついていて、回して出る面に描いてある絵柄の「べく杯」でお酒を飲んでいきます。みんなでぐるぐる回しながらいつの間にか一升瓶が空いています。ベランダの雪に刺して冷えているワインボトルも次々に空いていきます。これぞほんとの雪見酒。
お1人シェフの方がいらして、お酒が空くのと同じスピードで次々にテーブルに並んでいく食事やおつまみは本当に美味しかったです。

スキーに出たのは2日目。コンドミニアムがすっかり気に入って出てこない母と妹を置いて、父と私はそれはもうウキウキで出かけました。なんてきれいな雪!サラサラです!あいにく曇っていましたが、それでもゲレンデが真っ白な雪で覆われて眩しいくらいでした。でも何回か滑った後でけっこうな吹雪になり、一寸先も見えない状態。前回のスキー旅行で、猛スピードで滑走しちょこっと躓いて宙を飛び、そのまま地面に激突して肩を脱臼した私は、またぞろ見えない窪みに落っこちないかとヒヤヒヤ。それ以上に誰かに激突しないかとヒヤヒヤ。結局、実は怪我に対してビビリな私は、数時間後に帰ってきたのでした。
残念。でも明日もあるもんね、とすばらしく居心地のよいコンドミニアムで再びのんびりすることにしたのでした。
でも楽しい時って、ほんとに過ぎるのが早い。
また来たいなあ、北海道。

父と、帰りたくない〜といっていた母は早朝に帰ってしまいましたが、私も妹も午後の便で出発しました。千歳空港はとても込んでいて、悪天候のため欠航が相次いでいました。結局半日そこで過ごした母と再会し、父は大阪の開催空港経由で一足先に帰っていましたが、二人分のチケットは取れず、もう田舎への便はないとのことで、一緒に東京に帰ってきました。
田賀はちなみに翌日静岡に出張でしたので、無事羽田に着いたときにはほっとしましたよ。
でも本当に楽しい日々でした。

旅行にお誘いいただき、まだ快く飲み会に混ぜていただいたG社の皆さま、本当にありがとうございました。